型注釈は次のテンプレートに従って記述します。
value: Type
これは多くのScala標準ライブラリと,全てのMartin Odersky氏のコード例で採用されたスタイルです。値と型の間のスペースは文法を目で追いやすくしてくれます。コロンを型の前では無く値の後ろに置くのは,次の様な場合における混乱を避けるためです。
value :::
実際,これは::型の値を宣言する妥当なScalaコードです。当然ながら,前置記法の型注釈によるコロンは大いに混乱を引き起こします。もう1つ別の選択肢として,「スペース2つ」構文があります。
value : Type
この構文は前置記法よりも好ましいですが,その冗長性から広く採用されるには至っていません。